「チャートを見ていて大きく動いてくると、ついついまだまだ進むんじゃないかと思ってエントリーしてしまったが、そこが高値(安値)で反転してきて損切りになることが多いが、これを回避する方法はないの?」
投資・トレードを始めてすこし慣れてくると、このような高値つかみをしてしまい、評価損益のマイナスが増えていくのに我慢できなくなって損切りすることが多くなりますよね。
今回はこのような疑問に答えます。
今回の記事の内容
・なぜ高値つかみしてしまうのか
・高値つかみを回避する方法を実例で解説
・2021年1月第1週の成績
この記事を書いている私は、平日はサラリーマンをしながら帰宅後の20時頃から物販作業の合間にトレードに参加しています。
昨年2020年は、少しずつですがFXトレードで利益を積み上げることができ、年間トータル39.9%のプラスでした。
なぜ高値つかみしてしまうのか
原因は今までの生活にあると考えています。
このようなことはありませんか?
私は今週のトレードでもやってしまっていました・・・。
チャートが動き出し上昇(下降)し始めた
↓
まだ上がる(下がる)のかなどうかな?
↓
ドンドン上昇(下落)しているけどどうしよう?
↓
今入っておかないと取り残される!からエントリー
↓
あれ?まだ上昇(下落)すると思ったのに勢いが止まって下げてきた・・・
↓
どんどん下げる(上げる)んやけど・・・
↓
口座の評価損益のマイナスが・・・
↓
ここで損切りしておかないと大変なことになるのでは?
↓
損切りや!
↓
あれ?下げ(上げ)止まって急上昇(下落)していく・・・(涙)
私も何回も経験しています・・・。
いくつか原因が考えられますが、大きく占めているのは、心理学でいうところの「多数派同調バイアス(集団同調性バイアス)」の思考のようです。
現代人ならほとんどの人が「周りの人に同調したい」「多くのトレーダーが買いなので同じようにロングエントリーしないと」「今エントリーしておかないと取り残される!」といった考えを無意識のうちにしてしまうようです。
小さいときから「周りの人とは仲良くしなさい」「あの子がしているからあなたもちゃんとやりなさい」等々、協調するよう教えられてきましたよね。
とても難しいことなのですが、この、普段は当たり前に行っていることをトレードではやめないといけないんです。
他のトレーダーに合わせるのではなく、違う動きをしないとダメということです。
高値つかみを回避する方法を実例で解説
年明け1月4日のエントリーです。
内訳詳細
ポンド円 30000 -3.6pips -1080円
ポンドドル 20000 +20.1pips +4137円半分だけ利確して、残りはもう少し様子見をしようと思っていましたが、決済注文を出すときに「別の通貨ペアを同時にできません」みたいなメッセージが出て焦ってしまい、思わず全決済押してしまった・・・
— しゅう@複業(副業)トレーダー (@sksyu8531) January 4, 2021
2021年初めてのトレードはポンド円の安値ショートをポンドドルで救出
21時過ぎにポンド円が下抜けそうなところでショートしてしまいましたが、ポンドドルのほうがダブルトップのネックライン下抜けで下落スタートだったのでショート追加
何とか下げたところで利確
@+6.1pips +3057円
内訳詳細
ポンド円 30000 -3.6pips -1080円
ポンドドル 20000 +20.1pips +4137円
ポンド円のエントリー
ポンド円が夕方に安値をつけた後に反転上昇し、再度下落してきたところでした。
1時間足短期移動平均線を下抜けて基本的には下げトレンドと考えていたのですが、ドンドン下落してきて直近安値(緑色のライン)を下抜けそうな勢いに。
ここでさっき書いたような多数派同調バイアス(集団同調性バイアス)になり、ショートエントリーしてしまいました。
エントリーしたすぐ後に反転上昇していき、マイナスが膨らんでいきました。
一方、ポンドドルのほうも監視していたのですが、
こちらは下抜けた後に戻しているところでした。
多数派同調バイアスだと「反転上昇していくのでは?ロングでエントリーか」と考えるところですが、大きな流れではポンド円と同じく下げトレンドに転換していると考えられたので、冷静にチャートを確認したうえで、上昇途中にショートエントリーをしていきました。
その後はポンドドルが大きく下げてくれたので全決済して、ポンド円の損をカバーして利益を出すことができました。
ポンド円のエントリーは安値つかみ、ポンドドルのエントリーは大きな流れに合わせ押し目で入れた理想的なエントリーでした。
具体的なトレードのすすめ方(私の場合)は、次のようにしています。
①4時間足・1時間足チャートで大きな流れの確認
②その流れの方向に動いたら飛び乗るのではなく「押し目(戻り)」を待つ
押し目(戻り)ができて再度その方向に向かうのは、その直前の動きを見たトレーダーが、再度その方向に向かうのではと考えてエントリーしてくるからです。
今回のポンドドルの場合、押し目(戻り)で上昇する前に大きく下落していました。
エントリーできずにそれを見ていたトレーダーがどんどんショートエントリーしてくるので、上昇押し目(戻り)が止まって再度下落していきます。
特にトレード初心者は動いたら飛び乗りたくなりますが、少し我慢して押し目(戻り)を待つようにすればいいと思います。
・普段の生活では、家族や友人知人との協調はとても大事ですが、トレーダーになっている時間は「協調」はしないほうがいい
・高値つかみを避けるには動いているところで入るのではなく「押し目(戻り)」を待つようにする
2021年1月第1週の成績
今週の結果
7勝 90.5pips 14,981円 @12.9pips 2,140円
3敗 -22.5pips -6,885円 @-7.5pips -2,295円
10回 68.0pips 8,096円
勝率 70.0%
リスクリワード比率 1.72(pips) 0.93(円)
今月のトータル
7勝 90.5pips 14,981円 @12.9pips 2,140円
3敗 -22.5pips -6,885円 @-7.5pips -2,295円
10回 68.0pips 8,096円
勝率 70.0%
リスクリワード比率 1.72(pips) 0.93(円)
月初資金残高 348,788円 + 30,000円資金追加 =378,788円のスタート
現時点資金残高 386,884円 今月増加 2.1%
日々のトレードはツイッターで発信していますので、フォローしてみていただけると有り難いです。
2021年もルール通りにトレードをして、コツコツと利益を積み上げていきます。
今日もお読みいただき有難うございます。
少しでも参考になれば・・・。