「上昇途中の押し目や下落途中の戻り目でエントリーすればいいってあるから、押し目を待っていたら反転して進みだしてエントリーできないことが多いんだけど、具体的にどうすれば、どうみればいいのか?」
前回の記事2021年1月第1週 高値つかみ回避方法【実際のトレードで解説】で「高値つかみを回避するには押し目(戻り)でエントリーすればいい」と書きましたが、では押し目(戻り)はどの位置を想定すればいいのでしょうか?
今回はこのような疑問に答えます。
今回の記事の内容
・なぜ押し目(戻り)ができるのか?
・押し目(戻り)の想定方法を実例で解説
・2021年1月第2週の成績
この記事を書いている私は、平日はサラリーマンをしながら帰宅後の20時頃から物販作業の合間にトレードに参加しています。
昨年2020年は、少しずつですがFXトレードで利益を積み上げることができ、年間トータル39.9%のプラスでした。
なぜ押し目(戻り)ができるのか?
そもそも投資(トレード)には、
ティックチャート、1分足チャート、5分足チャート、15分足チャート、30分足チャート、1時間足チャート、4時間足チャート、日足チャート、週足チャート、月足チャート、年足チャート・・・
まだあるのかもしれませんが、時間軸ごとのチャートだけでこれだけ(これ以上?)。
また、トレード方法も、スキャルピング(数秒から数分)、デイトレード(数十分から約1日)、スイングトレード(数日から数週間)、長期保有トレード(数か月から数年)等々あります。
チャートを見ればわかりますが、チャートが形成されるものはほとんどすべてだと思いますが、一直線に上昇することもなければ、一直線に下降することもないですよね?
波打つように、上昇すれば下げ、下がれば上がるを繰り返しながら、上昇トレンド・下降トレンドを作っていきます。
なぜこのようなことが起こるのかというと、例えばポンド円を買った人(ロングポジション)は利益が出ていれば利益確定をしますし、反対方向に進んでいれば損切り確定をするために、必ず反対決済である「売る」ということを必ずどこかのタイミングで行ってきます。
その反対決済のタイミングは、トレーダーの見ている時間軸やルールによって千差万別です。
チャートを見てもらえばわかりやすいですね。
ポンドドルの15分足チャートです。
左側から上昇トレンドに転換して上に進んでいますが、赤の上向き矢印のところでいったん下げていますが、ここで下げているのはスキャルピングトレーダーの利確の売りが出てきていると考えられます。
ただ、デイトレーダーは上昇トレンドに転換したとみて買いを入れてきたと考えられるので、下げた後にそれ以上の上昇をしています。
青い下向き矢印のところでは、先ほどの赤い上向き矢印のところでロングエントリーしたデイトレーダーが「勢いがなくなってきたから売ろう」と考えて売り決済してきたり、スキャルピングトレーダーが売りで入ってきていると考えられます。
このようなことが繰り返されながらチャートが上下に波打って進んでいきます。
押し目(戻り)の想定方法を実例で解説
具体的のどのくらいが押し目(戻り)になるのかを想定するシンプルな方法とは、ある方向に進んだ長さに対して半値押し(50%)と「フィボナッチ」の数値(38.2%と61.8%)を当てはめてみるということです。
実際のトレードで見てみます。
ポンド円 直近安値を下抜けてくれたのですが、やっぱりダブルボトムで上昇して残していた分は建値で約定
@+2.6pips +265円 387149円
1時間足短期SMAに絡んでいる近辺からのほうが伸びやすいですね
離れていると、今回の場合利確の買い戻しが増えてくるので・・・ pic.twitter.com/UiGkv1Gdxv— しゅう@複業(副業)トレーダー (@sksyu8531) January 11, 2021
ポンド円 エントリー時のチャート
私の場合、流れの方向と同じ方向に動いた時に、その直近の高値と安値(グリーン色の部分)を起点にして「フィボナッチ」を描画し、押し目(戻り)を見るようにしています。
いまはどのチャートでも「フィボナッチ」を描画できるので楽ですね。
このとき、1時間足短期移動平均線は下向きだったので、短期的な流れは下げ方向とみていました。
で、下げたところからの戻し想定は、基本的には半値戻しの50%ぐらいとみるようにしているのでそのあたりでショートエントリーの指値を入れています。
ちょうど50%のところは下落前の直近安値のあたりでもあるので、多くのトレーダーに意識されやすいと思っていました。
で、戻しで上昇してきて指値が約定、その後はツイッターの通り決済していきました。
上記のトレードの流れは、次の通りです。
①トレードする時間軸より大きな時間軸での流れ(上昇か下降か)を確認
②その方向に動いた時に、高値安値を確認して、フィボナッチで38.2%、50%の位置を確認
③押し目(戻り)で反転しそうなところでエントリー
このエントリーのメリットは、
①動いている高値を追いかけて高値つかみをしなくていい
②一呼吸おいてエントリーできるので、「違うかな?」と思えばエントリーしなくていい
②方向が合っていれば、多くのトレーダーが追随エントリーしてきやすい
と、考えています。
・「押し目(戻り)」のポイントは、38.2%・50%・61.8%
・動いている高値を追いかけるのではなく「押し目(戻り)」を待つようになると、無駄なエントリーを減らすことができる
2021年1月第2週の成績
今週の結果
6勝 58.1pips 13024円 @ 9.6pips 2171円
0敗 -0.0pips -0円 @ -0.0pips -0円
6回 58.1pips 13024円
勝率 100.0%
リスクリワード比率 -(pips) -(円)
今月のトータル
13勝 148.6pips 28,005円 @11.4pips 2,154円
3敗 -22.5pips -6,885円 @-7.5pips -2,295円
16回 126.1pips 21,120円
勝率 81.3%
リスクリワード比率 1.52(pips) 0.94(円)
月初資金残高 348,788円 + 30,000円資金追加 =378,788円のスタート
現時点資金残高 399,908円 今月増加 5.6%
日々のトレードはツイッターで発信していますので、フォローしてみていただけると有り難いです。
2021年もルール通りにトレードをして、コツコツと利益を積み上げていきます。