8月22日の21時45分ごろから、ボックス圏内で推移していたポンド円が急騰していました。
「下げると思ってショートしていたが、急騰したので評価損益がマイナスになっている・・・なぜ急騰したんだろ?」
上昇(下降)した原因をツイッターや掲示板、SNS等で探したりしていませんか?
また、「有名なインフルエンサーや投資家がSNSで上昇するといっていたから」ということで、仮想通貨○○○に投資したのに評価額が大きく下がって100分の一ぐらいになっているが、下がった理由を検索したりしていませんか?
掲示板やSNSの情報はトレードに使えるのでしょうか?
ズバリ、不必要です。
参考にする必要はないかと思います。
このブログや私のツイッターもかもしれませんが・・・。
市場での値動きを評価するための理論のひとつに「ダウ理論」というものがあります。
ダウ理論には次の6つの基本法則があります。
①平均はすべての事象を織り込む
②トレンドには3種類ある
③主要トレンドは3段階からなる
④平均は相互に確認されなければならない
⑤トレンドは出来高でも確認されなければならない
⑥トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する
一番最初に「平均はすべての事象を織り込む」という法則があります。
これは、「企業実績・経済指標発表・天変地異・国家間の予測不能な事態・要人の発言 等々相場に影響するあらゆる事象はその価格に織り込まれる」ということです。
日々刻々と世界中で様々なニュースがテレビ、ネット等で発信されています。
それらのことを全て含んだうえで、投資家の総意を表しているのが「チャート」です。
そのチャートには画面の向こうにいるすべての投資家の考えが表示されています。
全てのファンダメンタルを反映したものが、今現在の価格でありチャートということです。
なので、今回のポンド円がなぜ上昇したのかというと、その通貨ペアに参加している(参加しようとしている)トレーダーの総意が「買い(ロング)」だったということだけです。
実は、上昇した理由というのはこれしかありません。
そして、相場参加者の総意に合わせる方法については、
に書きました。
総意に反発すれば当然ですが損切の機会が多くなり、総意に合わせれば利確の機会が多くなります。
川の流れに合わせて泳ぐ(エントリーする)と遠くまで行けますが(利確)、
川の流れに逆らって泳ぐとその場にとどまるばかりか逆に流されてしまいます(損切り)。
今日のワンポイント
①SNSや掲示板等の情報を信用しない・利用しない
②トレーダーの総意は全てチャートに表れる
今日もお読みいただき有難うございます。
少しでも参考になれば・・・