投資

チャートを見てどう判断すればいいの? トレンド発生の法則

 

 

相場の動きは3つしかありません。

上昇 下降 横ばい

上昇しそうだと思えば買い、下降しそうだと思えば売り、横ばいだと思えば様子見しておけばいいだけの、簡単な事です。

文字で書けばですが・・・。

でも、その簡単なことができずに損してきました・・・。

 

「トレンドに乗って儲けよう」などと本や雑誌にもよく載っています。

しかしこの当たり前のことを「頭で理解している」ことと「実際に動くチャートに相対してエントリーしたりすること」は、ぜんぜん違います。

私は理解しているようでぜんぜん理解していませんでした。

本当の意味で「腑に落ちる」までは。

 

今、目の前のチャートの状況がトレンド(上昇・下降)発生中なのかどうかを見極める唯一の方法は、

上昇トレンド → 前高値・前安値をそれぞれ切り上げている

下降トレンド → 前高値・前安値をそれぞれ切り下げている

ということだけで判断できます。

このことが正しく認識できていれば、「今すべきことはなにか?」が判断できます。

 

これを特定の時間足に当てはめて判断すれば、その時点から今後上昇しそうか下降しそうかがわかります。

これだけでもトレードすることは可能だと思います。

 

ただ、トレードに参加している人がすべてその特定の時間足を見ていることは無いです。

スキャルピングで1分足や5分足を見ているトレーダーがいれば、1時間足や4時間足でデイトレーをしているトレーダーもいれば、日足や週足でスイングトレードをしている人もいます。

 

それそれの時間足が単独で動いてるのではなく、

1分足での動きの集約が5分足になり、

5分足の動きの集約が15分足になり、

15分足の動きの集約が1時間足になり、

1時間足の動きの集約が4時間足になり、

それが日足になり、週足になり、月足になり、年足になります。

 

自分のルールを判断する時間足に対して もうひとつかふたつ長い時間足のトレンドも同時に判断すれば、よりはっきりしたトレンドに乗ることができます。

それにプラスしてそれぞれの時間足に対する移動平均線も組み合わせるとよりはっきりと判断することができます。

移動平均線自体の角度によって多少違いますが、平均線より上なら上昇しそうな力が強く、下なら弱いということもトレードの本や雑誌に書かれています。

 

8/23現在のポンド円の日足の動き

 

2019年5月8日に下値抵抗線を下抜けてからは、ずーっと高値安値を切り下げて下落してきています。

8/25時点では戻してきて日足での短期移動平均線(薄緑色)に到達しているところですが、今の時点ではまた下げそうな感じです。

 

 

一方、1時間足チャートの動きは、、、

 

4時間足の移動平均線(オレンジ色)は上向きで、高値安値ともに切り上げているので「上昇トレンド」とみることができます。

 

 

だいぶ下げているので一概には言えませんが、日足チャートを見ているトレーダーの多くは「下げの戻しとみることができるのでここから売っていく」と考えているかと思います。

4時間足・1時間足チャートを見ているトレーダーの多くは「上昇トレンドが継続するかもしれないのでここからロング(買い)を・・」と考えているかと思います。

 

この後どう進むのかはわかりませんが、シナリオとしては

①再度4時間足・1時間足も下げトレンドに転換して直近安値を目指していく・・・下降

②日足の短期移動平均線が横ばいになってきてロングの勢いがより強くなってくる・・・上昇

③日足トレーダーのショート勢と時間足トレーダーのロング勢の売り買いが交錯してボックスで推移・・・横ばい

ということが考えられます。

 

 

現時点での状況を常に判断したうえで、自分のルールや時間軸を守っていくべきだと思います。

「トレンドはフレンド」という格言もあります。

難しいことを考えずに、トレンドに乗っていきましょう。

 

 

 

今日のワンポイント

 

①上昇トレンド → 前高値・前安値をそれぞれ切り上げている

下降トレンド → 前高値・前安値をそれぞれ切り下げている

ということだけ

②今現在のシナリオが次の瞬間に変わっていることも。常に変化に対応しながら自分のルールや時間軸を守っていく

 

 

 

今回もお読みいただきありがとうございました。