ビットコイン 2019年4月2日の急騰から上昇下降をくりかえしながら、6月26日に150万円付近まで到達しました。
その後高値から大きく調整中ですね。
今回の上昇を「フィボナッチリトレースメント」というテクニカル分析で見てみます。
フィボナッチ数とは別名「黄金比」「黄金比率」ともいわれている数値のことで、大昔から人間が心地よい・美しいと感じる比率です。
有名なところでは、ダヴィンチの描いた「モナリザ」などですね。
数列でみると
1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、144・・・・
と続いていく数字。
その前後を割ると、例えば「34÷55=0.6181818・・・」というふうに、限りなく「0.618」という数値に近づいていくというものです。
これをチャート分析に応用したものです。
上昇したものが下降を始めた時にどこまで押し目をつけるのか、逆にいえばどこで下げ止まるのか、を想定するものが「フィボナッチリトレースメント」です。
今回のビットコインの上昇が6月初旬の80万円位からのスタートとすると、約70万円の値幅になります。
フィボで
0.382押し=123.26万円
0.5押し=115万円
0.618押し=106万円
になります。
コインチェック 円建て日足チャート
BitMEXのUSD建てチャートでフィボナッチをのせてみると、
スタート 7,435USD → 直近高値13,920USDとして、
0.382押し=11,442USD
0.5押し=10,677USD
0.618押し=9,912USD
になります。
6/27時点のドル建て日足
どこまで調整が入るのか、逆にどこで反転上昇していくのかは誰にもわかりませんが、この「フィボナッチリトレースメント」で一定のめどをつけるのに使用することはできます。
ちなみに、今回の上昇のまえに5月の前半と後半で2回上昇する場面がありましたが、そのどちらも0.618付近まで調整してから反転上昇しています。
2019年7月2日現在、0.618ラインを前後している状況です。
BitMEX 1時間足チャート
ここから反転していけば、押し目は終了して再度上昇していくかと思います。
ただ、ロングエントリーを考える場合は、各時間軸での移動平均線が上向きになってきてからじゃないと怖いですね。
移動平均線が下を向いているうちは、まだトレーダーの総意は下げ目線が多いと思います。
しっかりと反転を確認してからのエントリーを考えています。